安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃され死亡した事件では、背後に広いスペースがある場所が演説会場となり、近づく男を警察官が制止できず知近距離での発砲を許した。1発目の発砲直後に安倍元総理をかばおうとする姿もうかがえなかった。奈良県警の鬼塚本部長は9日に警備上の問題があったことを認めたが、今回の警備態勢に警察の内部からも批判が出ている。360度を見渡せるような演説会場では狙われやすい。前後左右の警備を張り巡らせる必要がある。一発目の発砲では複数の警護担当者が山上容疑者の方を振り向いて防護用のケースを掲げた一方、阿倍さんの身を挺してかばうことはなかった。その直後に2発目が発砲された。2秒以上の時間があったにもかかわらず、警護担当者は阿倍さんをかばうことはなかった。 山上容疑者は阿倍さんの後ろの車道を挟んで十数メートル離れた場所で演説を聞いていた。その後車道を渡り、ゆっくりと阿倍さんの背後に近づくと警察官に制止されることなく発砲した。 ニュースを参考しました。